作品制作のための「詩」のようなものを
思いつくままに
2012年のテーマは「橋」
「明日へ」
月を重ね
輝く金環は
紅炎(プロミネンス)を強く放ち
地球に
輪廻の橋を渡す
2012年5月21日 7時34分
「青蒼(あお)への憧憬」
青は
蒼に感化され
明日へ
青から蒼への標を探す
「浮雲に身をのせて」
母の手を握った
小さくなったぶんだけ
思い出がこぼれていった
「また来るからね」と声をかけると
顔をクシャクシャにして涙を流した
母はいま
浮雲に身をのせて
現在と過去を漂っている
「一筋のおもい」
音が消えた夜
幽かにひかる恋する螢は
思いを
光の筋にして
「埠頭の昼下がり」
湾に並ぶキリンは
風わたる午後に
少し
カラダを休め
首を伸ばして
海を眺めていた
キリンは
海の向こうと繋がりながら
異国を夢見る