作品制作のための「詩」のようなものを
思いつくままに

2009年のテーマは「天体」



「歳月」
幸せのワンシーンが時の流れとともに増えていく
ふたり手を取り合って歩んできた道
時には
その手と手が離れそうになり
辛い日々を過ごすこともあったけれど
ふりかえってみれば
幸せな種が 芽生え
光を浴びながら空に向かって伸びてゆく様を
見守る喜びを分かち合う




「月明かりの下で」
時折り
心の中の悲しみを
そっと解き放つ
遠い記憶は今も鮮烈に色づけされて
今になって
あの時見えなかったものが見えてくる
あの頃の喜びが今
悲しみにかわり
呆然と立ち尽くす
時が解決してくれるだろうか
大丈夫 大丈夫 と言い聞かせながら
あなたならきっと大丈夫
と言い聞かせながら
やがて 時が解決してくれるまで
また胸にしまいこむ




「昨日.今日.明日」
今日も新しい一日を積み重ねる
一日一日を
モザイク模様のように
組み合わせ
一年を繋いでいく
忘れられない一枚になるように




「水 音」
ひと雫が落ちる音
土砂降りの雨の音
打ち寄せる波の音
かすかな水音も
激しい水音も
みんな心を洗ってくれる音




「流星シャワー」
彗星ノ撒キ散ラシタ夢ノカケラガ
光跡ニ変ワルトキ
星麗ノ夜